旦那がサクッと釣ってきた500gの鰻。
500gでは小さいと思ってしまう自分が怖い•••
私「今夜は白焼き?蒲焼き?」
旦那「刺身や!」
え??
またすんの??
前回、鰻の刺身で毒を感じたわたしたち。
刺身としての味は最高やけど、頑張って血抜きしても舌がピリピリ。
旦那「大丈夫、今回は究極の完全血抜きするから」
いやー、でも前も完全血抜きや言うてなかった??
旦那「今回は究極の完全血抜きや!その後アルコール水に浸けて、寝かせない!」
ふーん。究極ね。
よぅ分からんけど、そんだけ自信満々やったら結果が楽しみである。
早速津本式の血抜きを始める旦那。
ここ数年は、魚は全部このやり方だ。
背骨と尾を切り、動脈に水を通す旦那。

体中の毛細血管に水が行き渡り、鰻はパンパン。
ちゃんと動脈の出口から水が出てるのが分かります。

旦那が捌く。

アルコール水につけると脂で真っ白。いい個体です。

完璧やん。
もう血液残ってへんやろ。
これ以上何ができるよ?
これでダメなら諦めようレベル。
手際よく捌き、一瞬で刺身になった。

キレイな薄造り。
真ん中のは鰻の皮湯引きポン酢
刺身もポン酢で…
いただきます。
ん〜
やっぱ美味い!!!
濃厚な鰻の味!
今回は寝かさず食べたから刺身の食感がコリコリ。
食感はフグ刺し、味は濃厚鰻に脂が口に広がる•••
私「美味しい〜!毒のピリピリ感も全然感じひん!」
そう言ってゴクリと飲み込んだ瞬間…
あ。
きた。
ピリピリ!
僅かに感じるあの感じ。
イクチオヘモトキシンの毒の感覚だ。
※イクチオヘモトキシン…ウナギやアナゴの血清に含まれるタンパク質性の毒素
旦那「アカンかー!これ以上どうしろって言うねん…」
私「別に少々後味ピリピリしてもあたしゃ気にしぃひんで!刺身は激ウマなんやから!!」
旦那「あれ(ピリピリ)なかったらもっと心おきなく食えるねんて…その差はでかい!」
そう?
致死量1000mlやろ?
いけるいける!!
また刺身食べたいなぁ〜♡と願う嫁と、
刺身はもうせん!!と誓う旦那でした。
1件のコメント
えむっち · 2020年11月6日 9:08 AM
前回同様美味そうですね!
お造りの盛りがとっても綺麗ですね。皮もフグ皮みたいな感じになるのでしょうか。
アルコールは何かイクシオトキシンを変性させる意味があるのでしょうか?
でも仰る通り、毒も少量なら血液サラサラ効果くらいで済みそうですね。