私「明日雨やけど、何するー?」
旦那「うつぼ食べたいしうつぼ漁や!」
うつぼ…。。
あー、、
あのうつぼね。
水中で目が合うとパニックになる、あの恐ろしく凶暴な海のギャングね…
まぁ、戦うのは旦那やし、
わたしゃ美味しけりゃ何でもいいや!笑
と、ちょっと他人事のように思っていましたが・・・
うつぼ漁!楽しい!(見てるだけ)

前日に仕掛けた罠を引き上げます。
※漁業権の設定がなくても、罠がアウトな場所もありますのでご注意を!
罠が岩場に引っかかり、入水を余技なくされる旦那。
「想定の範囲内や!」と言いながら全裸に。

※3/3、まだまだ冷たい冬の海。
「あ゛――――!!!!冷たいぃぃぃ!!!!ヒィイィィィイイ!!!!!」
と首まで海に浸かって罠を引き上げる旦那。
あかん楽しい!!うつぼ漁!!(見てるだけ)
前日仕掛けた罠には、永遠にうつぼが入り続けるという仕掛けを施しており、
案の定罠の中はうつぼだらけ。

この段階では、グローい!!
この中から厳選した2匹を残して、残りは海へ返します。

ん?
ちょっと乱暴やて?
うつぼの生命力は半端ないので、少々手荒ですがこれくらいは大丈夫です。
首を切っても、内臓を抜いても、切り身にしても、永遠に動いています。
残りの2匹は、LLとまではいきませんが、まぁLサイズ。
最初に、塩で揉んで表面のぬめりを取って捌きますが、とにかく骨がすごいのがうつぼ!
この骨が、うつぼが高知県以外で流通しない理由です。
うつぼの骨は1本1本が頑強で尖っており、口に入ると途端に凶器になるレベルで、小骨という次元ではありません。
骨切り?
無理無理。
包丁がイカれます。
骨さえ抜けりゃー最高の食材なのですが。。
旦那「っしゃあ!!!!!うつぼの骨の構造完全に理解して骨抜きしたろやないか!」
(▼皿▼メ;)
と海のギャングに再び勝負を挑む旦那。

5分後…
「あかん~、骨の構造は理解できたけど。骨抜き不可能やぁあああ!!」
ヽ(д`ヽ)。。
悪魔的なうつぼの骨・・・
小骨がない腹側を使い、骨が複雑な尻尾側は出汁にしました。

何回しても、出汁めっちゃいい匂いするやん…
なんや皮はブニブニで見た目は相変わらずやけど、ちょっと食欲でてきたかも…
◆うつぼのタタキ

これは美味しい!食感も全然柔らかいし、嫌な感じが何ひとつない!
うつぼの味が上品に主張してくる~!
◆うつぼのジュレ

あなごのような、はものような、深い出汁が決め手。
こんなに美味しい出汁が出るとは!!!
見た目からは想像もできない、繊細な味のジュレ。
◆うつぼのから揚げ

全然あり!!!!スッポンのコラーゲン部分を柔らかくした感じ!
◆うつぼの茶わん蒸し

近所の山で獲れたしいたけと、同じく近所で獲れた銀杏と共に頂く完全無料茶わん蒸し!
ここ10年間で食べた茶碗蒸しの中でダントツに美味しいです!
うつぼの出汁が天然しいたけの強い香りとマッチングして、上品で新しい味に!
かつおだしよりも好きかも。
茶碗蒸し大正解です!!!!!!
うつぼ料理、想像以上に美味しいやん!!!!
なんか強くなった気分!エネルギー漲る味!
これは、年一獲りたいレベルです。(旦那がね!)
是非とも!ウツボ料理お試しあれ。
指を食いちぎられる事なく捕獲できたら…
の話ですが。
2件のコメント
えむっち · 2019年3月13日 10:18 AM
+旦那にイカれた奥様、という感じですね
ウツボたたき、美味しそうに出来ましたね。更新頻度高くてうれしいです。
syuryosaisyukazoku · 2019年3月14日 8:51 AM
えむっち様
ありがとうございます。それは最高の褒め言葉です(笑)
ウツボのタタキは蒸し具合が難しいらしく、やっとここまで辿り着いたと言っていました。
相変わらずマイペースな更新ですが、引き続きよろしくお願いいたします。