「欲しけりゃ、やるよ」
こんなにかっこいいと思った言葉、今までないかもしれません。
先日のクエ鍋パーティで解体された極上の若い猪を丸々くれてやるというT師匠。
!!!!!旦那(;゚д゚) (゚д゚;)私!!!!!
欲しいっすー!!!!!
普段はお手伝いした報酬として「肉」を分け与えてもらえるのですが、
この日は獲物が小さく、何も手伝っていない旦那が少し動揺してました。
まだ若いので発情の匂いもなく、身も柔らかい。
締め方、処理法が完璧なので味も言うことなし!
「いやぁ、腕のいいハンターって気前ええよな~」と言いながら、早速寸胴に骨をぶち込む旦那。

ありがたいお肉を、内臓や骨の髄まで美味しく頂きます。
骨から取れた出汁で色んな料理に使っていきたいと思います。
骨から肉が全て外れ、脊髄はバラバラになり、やがて頭部の中身は自然に空っぽになります。
↓

夜な夜な不気味なスープを混ぜてアクや脂を取る旦那
↓

何日間繰り返し煮込んだでしょうか。
私の握力で頭蓋骨が簡単に砕け散る程になりました。
鼻くそや歯くそも入っているかもしれませんが、
まぁそれも「旨み」です。
初日は、薄造りした猪しゃぶしゃぶ…

この一皿で家族3人お腹いっぱいになれます。
旦那「めっちゃ小さいブロックしか使ってへんで」
私「え、氷河期にマンモス獲れたら死ぬほどしゃぶしゃぶできるやん。」
旦那「まぁ、あいつらに薄造りの能力ないやろな」
私「・・・せやな」
とどーでもいい会話をしながら食べた猪は、とても力強い味で、身体が喜ぶのが分かりました。最高に美味しかったです。
もう、スーパーの豚肉じゃあ太刀打ちできません!( ̄‥ ̄)=3
翌日のメニューは猪カレー
もちろん、濃縮猪スープを入れているので、コク・コク・コクーーー!(゚∀。)
完成されているはずのカレーのルーはもはや脇役です。
しつこい感じもなく、うまく味がギャっとまとまってます。
分かり易いのは2歳の娘の反応。
アンパンマンのレトルトカレーを与えると、遊びながら全然食べないくせに、
猪カレーだと大人に負けない量を必死に食べます。
それはもう、狂ったように(笑)

次の日は猪カツカレー^^

味は言うまでもありません。(¯﹃¯*)
目の前で息絶えた猪。
きっと数日前まで野山を駆け回っていたに違いない。
本来駆除の対象となるはずの害獣ですが、尊い命には変わりありません。
命がけで対峙したT師匠からの頂きもの。
そんな有難いお肉を、最初から最後まで最っ高の料理にしてやろうと思います。
ひと皿に込める想いも、調理の丁寧さも、本気です。
食べる時の感動も更に際立ちます。
料理の一期一会…です。(なんかかっこいい事言うてもた!)

猪料理、まだまだ続きます。
【済】猪ネック炭火焼き
【済】猪しゃぶしゃぶ
【済】猪かつカレー
【済】猪の皮フリット
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