どんぐりを拾う微笑ましい親子。

誰もこの光景に違和感は感じまい。

あえて突っ込みを入れるならば、

母親の手がやたら汚れていて顔が必死な事くらいか。

 

その母親が、実はどんぐりではなく黒トリュフを探しているなんて、

誰が想像するだろうか。 ̄ー ̄)

そんな事を考えていたら、
向こうの方から旦那が息を切らしてこちらへ走ってきた。

「あそこトリュフめっちゃ出るで!!
拾わしたるから行ってきーや!!」

なんて優しい旦那。
黒トリュフを見つけた時の感動と快感を、
確実に出ると分かってるその場所で、
私にも味わわせてくれるらしい。

「まぢでまぢで」と早速私は長靴&パーカーに着替え、黒トリュフの城へ向かった。

落ち葉をどけると、落ち葉の下で眠っていたであろう蚊が100匹レベルで一斉に飛び立つ。
一応虫除けはしているが、唯一出ている顔を目掛けて20~30匹程の蚊がダイブしてくる。

私は蚊が大嫌いだ。

それを手で払い避けながら、黙々と黒トリュフを探す…

あると分かっていても、そう簡単には見つからない。

落ち葉の下からムカデが出てくる…
それも一匹ではない。

蛆の塊や、巨大ミミズ、山ゴキブリ、蜘蛛…
ここは車道脇の雑木林でゴミもめちゃくちゃ多い。
手袋がなければ、ガラスの破片が間違いなく指に突き刺さる。
腐ったビニール、鋭利なガラスの破片、錆びた空き缶、タイヤに家電…

目の前に転がる潰れた空き缶を脇へ投げると、
中から汚い液体が飛んできた。

蚊の大群を避けようと顔を動かすと蜘蛛の巣が顔に絡み付く…
逃げ惑うミミズの集団が足の上で右往左往している…

なんでこんなゴミかきわけて蚊の大群に襲われながらムカデ触らなあかんねん!!!

 

私が本来の目的を見失った時、旦那に文句を言ってしまった。

せっかく黒トリュフを私に見つけてもらおうと、
採りたい気持ちを抑えて温めておいてくれた場所なのに…

逞しくなくてごめん…。

そういや旦那は大量の蚊がまとわりついてても、
「蚊??かゆくなるだけやろ??」
っていつも言う(笑)

その割にはムヒを塗る。

自然薯を素手で洗う時も、
私「死ぬほど痒くなるで!!」←経験済
旦那「かゆくなるだけで何の害もない…」
「痒いのが害じゃーーーー!!!!!」

そんな突っ込みをいれたくなる、逞しい旦那。
だからこそ見つけられるこの黒トリュフ。
人から聞いた訳でもなく、偶然の発見から自分の力でここまで辿り着いて、ようやく採れるようになった、

貴重な貴重な、収穫です。

ここから卵と一緒に一週間以上熟成させます。

トリュフは、熟成度と保存方法にもよりますが、日に日に香りが強くなります。

こうして卵と一緒にタッパーに入れておくと、
卵が呼吸してトリュフの香りが卵そのものに移ります。

この恍惚で芳香な香りは、本当にになります。

このトリュフ卵を使って色々なレシピに挑戦していきたいと思います。

まぁ何と言っても一番好きなのは、

黒トリュフ卵かけ御飯

ですが。

カテゴリー: きのこ

syuryosaisyukazoku

食材ハンターの旦那を嫁目線で綴ったブログです。 3歳の娘と0歳の息子と共に、自らの手で獲った食材で最高の調理法を追及する生活を送っています。 身動きできない檻でホルモン剤を投与され育った家畜よりも、山で走り回りどんぐりを食べて育った猪を食べたいです。 狭い所でひしめき合いながらワクチン注射を打たれ育った養殖魚よりも、海流に乗って荒波にもまれながら育った天然の魚を食べたいです。 山に行けばきのこや山菜、果物も採れます。 それらの共通点は「生きるちから」です。 感謝の気持ちを忘れず、今日も自然の恵みを「いただきます。」

4件のコメント

gabo · 2019年2月24日 5:21 PM

こんにちわ、初めまして。
トリュフの熟成のしかたを検索していたらこちらにたどりつきました!!
と言いますのも…去年の秋に庭でトリュフを掘りあてまして
昨日も、どうしよう?ってくらいに出てくるのです…
もし差し支えなければ、狩猟採集家族さまの熟成方法や保存方法を教えていただけたらと思い厚かましくも連絡を差し上げました。
秋に採れた分は、トリュフバターにして焼きジャガイモと食し悩殺な日々を送りましたが…しかし劣化はしちゃうんだよなぁって。そんな矢先、先程も3個掘りあてましてこれでは夜もオチオチ眠れたもんじゃぁないので思いきって(笑)
家では私、通称メス豚が掘りあてております。オス豚を調教しているのですがどーも鼻が利かないって言うか…。ちなみに、そーゆう環境なのですがポルチーニはみあたらないのです、残念。
ステキな旦那様込みのブログ、本気で楽しい!! し、その食材を扱えるからまたスゴイ。脱帽。
教えてくれなくても、愛読し続けるのでどうかアップし続けてくださいますように。
長く書きすぎております…恐縮です。ますますお元気で。かしこ。
群馬県南牧村 gabo

    syuryosaisyukazoku · 2019年2月25日 9:54 AM

    gabo様、はじめまして。
    コメントありがとうございます!
    お庭でトリュフがゴロゴロ出てくるとは、最高の環境ですね!羨ましい限りです。
    黒トリュフの保存方法・取扱いについて、長くなりますが参考にして頂けましたら幸いです。
    ↓ ↓ ↓ ↓

    トリュフが取れたら土を綺麗に洗って、扇風機などにあてて水分を飛ばします。
    (外に干して乾かしてもいいと思います。)
    保存方法は、タッパーに炒った米(炒ってなくても可)を敷いて保存します。
    もしくはクッキングペーパーをトリュフに巻いてタッパーで保存でもいいと思います。
    湿気で腐る事がありますが、熟成や保存は3℃(野菜室くらい?)がベストです。
    とにかく湿気から守る事が大切ですので、我が家は毎日覗いて見ています(笑)

    基本的に2~3週間は持つと思いますが、掘った時点で既に熟成していたらあまり持たないです。
    (特にこの時期はもう終わりなので…)
    ご存知かとは思いますが、
    柔らかくなってきたり、ベトベトしたり、白カビが生えたり、匂いが明らかに嫌な感じになったら腐っている証拠ですので除いて下さいね。

    熟成・保存方法は以上です(^^)
    おすすめはトリュフ卵ですので、トリュフ数個と一緒に生卵を同じタッパーに入れて2~3日置いて下さい。
    トリュフの香りが卵に移り、素晴らしい卵料理になりますよ。
    でも、トリュフバターもされているという事は、上級者ですね~!
    ポルチーニも出ると最高ですよね!!発生条件はトリュフと一緒ですが、風当りがよく固めの場所に生えるので、トリュフとかぶりません(^^;)

    更なる不明点などありましたらお申しつけ下さい。
    今後も本ブログを、どうぞよろしくお願いいたします。

    狩猟採集家族

      gabo · 2019年3月19日 8:59 AM

      こんにちわ!!
      ありがとうございます!!
      トリュフ卵、不思議ですよね。鶏卵は…にわとり飼ってみたい気だけしてるのです(失笑)

      保存に使ったお米も美味しいリゾットになるそーですが
      未だトライしたことが無いのです。ご教授いただいた方法で来シーズン挑戦してみます!!
      さ、さすが…ポルチーニと発生場所は被らないとのこと、知ってる人そーはいない(感服)。
      海が無いのでウツボは無理ですが、
      ちょうど蕗の薹がハイシーズンで、春の摂取に余念がありません。
      山の中に嫌気が差した時に前向きな気持ちにしてくれるブログを見つけて
      ホント、嬉しく思ってます!!
      こちらこそ、宜しくお願いします。

        syuryosaisyukazoku · 2019年3月26日 9:38 AM

        gabo様
        保存方法、少しはお役に立ててよかったです。
        保存に使ったお米をリゾットに…その考えに及ばなかったです。
        教えて頂きありがとうございます。
        蕗は私も大好きなので、週末山へ行ってみようと思います。
        蕗をはじめ、山菜もハイシーズンを迎えるので忙しいですね!!
        幸せな忙しさですが♪
        引き続き、よろしくお願いいたします。

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