今年はうなぎに恵まれた一年だったからこそ、色んな調理法に挑戦できました。
蒲焼、白焼き、ひつまぶし、うざく、炙り刺身、鰻巻き、天ぷら・・・
どれも、最高に美味しかったです。
苦労して捕まえ、丁寧に調理し、感謝しながら食べました。
この脂はくどくないだの、皮を剥いだ方がいいだの、そんな会話をしながら食事を楽しむ我が家は、まさに食の為に生きている証です。
この日は旦那が冷蔵庫から何かの塊を出してきました。
私「なにそれ?」
旦那「熟成うなぎや」
うゎ忘れてた…。
1週間前に川で釣った下り鰻の事を。
私「うなぎを…まさか熟成したん??うせやろーーー??」
熟成という概念を受け入れられなかった私。
経験もしてない味に固定概念を持つなんて、悲しい事ですよね。
知らずして何も語れません。
そんな事を考えているうちに手際よく調理する旦那。
出てきた料理はなんと…
◆うなぎのおとし
うおぉ、これは新しい!!!!
言っちゃうと、鱧料理めっちゃパクってますけどね。
見た目よく似てるからやってみよう的なノリやったかもしれませんが、
その斬新な発想も大事です。
包丁の入り方も、お見事!
味はどうやねんろ?
薬味ポン酢か梅入り三杯酢でいただきます。
ん!!?旨い!!!(´艸`)
上品な見た目からは想像もできない、ガッツリうなぎの味がします!!
熟成による臭みは全くなし、純粋にうなぎの濃い味が広がります。
皮目は焼きにはない食感ですが、ひつこい感じもなく、むしろ皮の脂に旨みすら感じます。
皮と脂と身の層が絶妙なバランスで、すごく美味しい!
逆に、『おとし』という調理法が鱧だけなのが不思議になってきたわ…
うなぎを熟成させるという概念がないのも、なんでやろう…
こんなに美味しいのに!!
おまけは、◆うなぎの白子焼
分かりやすく言うと、うなぎの存在感を感じる白子です。
濃厚なコクの奥に、生命力を感じます。
「何の白子か?」とクイズにされても100%うなぎだと答えられる、
そんな味。
この時期のくだりうなぎだからこそ味わえる、贅沢なひと口でした。
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